ポッコポコ峠(Col de Pocco Poco) サイクルジャージ


UPDATE! 2020-01-24 笛先生のコメントを追記

UPDATE! 2020-01-17 布サンプルに関する表記(第2回目)を本記事の最下部に追記

UPDATE! 2020-01-14 布サンプルに関する表記(第1回目)を本記事の最下部に追記


2020年最初のご案内となりますので、何はともあれ「あけましておめでとうございます」

 

旧年中はお陰様で「いえにかえりたい(Let's stay at HOME) 」「Cowgirl サイクルジャージ by Aspergillus Racing Products (ARP)」の2作を世にお披露目でき、とても充実した1年となりました。

 

「Cowgirl サイクルジャージ 」はもうすぐご予約いただいた皆様のお手元にお届けできるかと思いますので、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。

 

さてまだ季節は1月、冬真っ盛りといった時節でありますが半袖ジャージの着用が視野に入ってくる3月あたりを基準とすると残り2ヶ月余。

 

ぼちぼち「来シーズンのNEWアイテム」を検討しても良い頃合いではあります。そう、春に向けた準備を進めなければですよねっ。

 

今回新たにご案内するのはその名も「ポッコポコ峠(Col de Pocco Poco) サイクルジャージ」。描かれたのはイラストレーターの「笛先生(@tsuzukanai4)」です。

 

上の画像はジャージの背面ですが、どうでしょうか──優しさ溢れるタッチの絵柄とコマ割り、何か心温まるストーリーを感じませんか!? そんなアイテムのご紹介となっています。


微細かつ柔らかなタッチが特徴的な笛先生。各方面で幅広くご活躍されておりますが、例えば百合ゲームにおける「不朽の名作」と名高い「カタハネ」の原画を担当されています。


カタハネは成人向けゲームにつき大人の方は「PCゲーム版」を。未成年の方は「PS VITA版(全年齢向け)」の情報をご確認ください。

カタハネの初出は2007年1月26日、今から「13年前」となります。当時はPCゲーム(ノベルゲーム)で多くの作品がリリースされていましたが、中でもカタハネは「今においても語り継ぐべきもの」の一つとして長くファンの方々に愛されてきました。

そして過ぎゆく時と共に作品の行く末が危ぶまれたり、幾重の出来事があったりしたのですが、「いま一度 “カタハネ” を」とのアツいファンの方の声がついに形を結び、2016年8月「カタハネ ―An’call Belleとして復刻2018年にはPS VITAにも移植されました。こうして本作は長い時を経て新たなる息吹を得たのでした。


作中で紡がれる「2つの世界で織り成される物語」は、プレイされた方々の心にずっと残り、これからも輝きを放ち続けていくことでしょう。


ゲーム以外にも、コミック誌の「まんがタイムきらら」では「へんてこバスと飴玉くるり」を執筆されています。

 

”お父さんを捜すため、月光号に乗り込んだ飴咲くるり。 月光号は、4階建ての可笑しなバスで、乗客には人ならざる者も…? 新鋭・笛の描くファンシーでかわいい世界観に乗って、 日本各地を旅していきましょう” (芳文社 まんがタイムきらら 作品紹介ページより)


他にも「絵師100人展」に出品されたり、多彩なご活動をされている笛先生ですが、この度ご縁がありサイクルジャージ向けの描き下ろしを頂戴することができました。

 

お願いするにあたって「自転車に乗るための衣服を作品としてどのように解釈し、表現をしていくか」といった主題にじっくりと取り組み、出来上がったのが本作となります。

こちらはジャージの前面図となります。笛先生が選ばれたテーマは言うなれば「巡る旅路」


そこには1人の女の子(そういえばこの娘の名前をまだ伺っていませんでした……)と相棒(こちらは「ポークバナナ」くんといいます)。舞台としてはフランスはアルプス地方あたりをモチーフとしています。

 

背面ポケット中央に「Allez au Nid d'Aigle!」と記されていますが、意味としては「鷹の巣を目指そう!」といった感じです。


調べてみると彼の地あたりの登山電車の駅名に似たような所がありまして、そのへんをイメージされているのかもしれません。(厳密には特定の地名を指すものではなく想像上のランドマークとのことでした) 


 きっと「ポッコポコ峠」を超えた向こうにあるんでしょうねっ。

こちらが全体図となります。モノトーンでまとめられたサイドパネルは星空とポークバナナ君の幻想的なモチーフ。肩、襟廻りにも細やかな意匠が盛り込まれています。


シックな淡いブルーを基調とした色合いは過去の憧憬を描写しているようにも見えますねっ。幼い日に夢抱いた自転車での冒険の旅、なんだかちょっと胸にグッときませんか?

 

──自転車に乗れるようになったあの日。胸をときめかせ、ちょっと遠くまで出掛けてみたあの日。誰しもが記憶に宿す、幼少期の忘れ難い冒険譚。そんな出来事が描かれているように見えるのです。


そうそう、笛先生ですが先日の冬のコミックマーケットで頒布されておりました新刊について、書店様での委託販売が開始されたようですよっ。


製造はサンボルトとなっております。サイズチャートはこちらをご参考としてください。今回はサイズXS,S,M,L,XL,XXLでの受注となっております。(サイズXXLは今回より追加)

 



冒険はいつだって始められる。そう、あの頃の勇気があれば──   鷹の巣を目指し、あの峠を越えて行こう! 一緒に。


以上、新作「ポッコポコ峠(Col de Pocco Poco) サイクルジャージ」をご紹介させていただきました。

よかったら上の「購入する」ボタンから購入サイト(BOOTH)へ移動、ご検討いただけますとー!!

 

繊細かつ柔らかなタッチが描き出す物語性のある一着、よかったら是非とも〜  ではでは!


2020-01-14 ─ 布サンプルに関する記載を追記

 

待望の布サンプルが到着しましたYO! 微細なデザインを入念に確認すべく、気合を入れて原寸大でプリントして確認しております。それではじっくりと「現物ではどう見えるの!?」をチェックしていきましょー!

まずはフロント側をチェック……おお、期待通りの仕上がりです。解像感もバッチリです。笛先生の細やかなタッチをできるだけ忠実に再現すべく、データ制作の過程において細心の注意を払っております。データの起こし方の良し悪しで結構な差異が出てくるので日々修行……「こうしたらもっと良くなるのでは」というノウハウを盛り込んでおります。

こちらは背面側。小回りされた部分のの表現。ポケットの配置。右下の笛先生のサイン。いいですねー……実に可愛らしい!

背面側、もう少し寄ってみましょう。布目の雰囲気が写真から見て取れると思います。通気性の良い生地につき細かなメッシュが施されていますが、イラストにとっても解像感を阻害する要因。ともあれエア抜けがよくないと機能性アパレルとしてはよろしくありません。2つの矛盾する要素がしっかりと最大公約数で落とし込まれているかが注目すべきポイントと思っております。うん、こちらは問題ないと思います。バッチリ合格点のはず。

さらに寄ってみましょ。解像感を把握するにはこうしてどこまでも細かなディテールを追いかけていくのが一番です。自転車で駆け抜ける女の子(そういえばこの娘の名前が……←近いうちに笛先生に聞いてみます)と籠に収まったポークバナナ君。ご飯を食べる女の子とポークバナナ君。そしてご就寝のお二人。いいですね……実にファンタジック。

 

コマ上部の肩パネルへの食い込み、下部のポケット部への被りはデザインとして意図されたものです。こちらもOK! 凄くよい感じで仕上がっていることが確認できました。よかったですー!! 

 

以上、到着した布サンプルのフォトレポートでした! こうしたアイテムとの出会いは一期一会。もし「ピン」と来られましたらお求めになられてはいかがでしょうか!? よろしくお願い致しますー!!


2020-01-17 布サンプルに関する表記を追加(その2)

 

もう少し細かな所が見てみたい、というご要望にお答えして、前回に引き続き布サンプルの実物アナザーショットをご案内させていただきますよー。

こちらはほぼ真正面から見たフロント側となっております。サイドが黒ベースとなっており、シルエットが引き締まって見えるのが良いですよね。昼と夜といった相対的なモチーフなのもGOOD。

こちらポケット周りのズーム。ポケット部への柄配置って少し気を使う部分だったりして慎重にバランスをとってあげる必要があります。何かをポッケに入れた時にあまりデザインとして破綻しないものが理想形でもありますよネ。

こちらは背面部右側寄りのショット。いかがでしょうか!? クッキリ、綺麗に可愛らしいイラストが出力されているのが見て取れると思います。以上、第2回目の布サンプルのご案内でしたー!


2020-01-24 笛先生のコメントを追記

 

お陰様でご好評いただけておりますこちらのサイクルジャージ「ポッコポコ峠」ですが、イラストを描かれている笛先生は最近こんなも絵を描かれているようですヨ… なんですかこれ皆カワイイ!


そんな笛先生に、今回のジャージをデザインしていただくにあたっての諸々を伺ってみました!

 

†  サイクルジャージ向けの描き下ろし、デザインとして意識した点

T シャツその他の従来ある布地もののイラストデザインにはない立体的な仕上がりを意識しました。

 

† コンセプトとして出来上がった「ポッコポコ峠」について

南フランスやイタリアの山岳都市の光景に漠然と憧れを抱いていた時期で、そのまま構図に反映されております。

旅に出よう! そんな感じでしょうか。

 

† お気に入りのポイント

背面のコマ割りした漫画です。楽しんで描きました、うん!

 

†こちらに描かれている女の子の名前は?

Twitter等でポークバナナくんとよく一緒にいます。僕を演じたり気持ちを代弁してくれてますが、

描いてる僕自身彼女の正体はよく解ってません。ひとまず名前は……募集中?

 

以上となっております。女の子の名前は特に定まっていないようで、今後の展開に注目ですねっ。

引き続き「2020/1/28までご予約継続中」です。どうぞ宜しくお願い致しますー!

 

それでは最後に先日笛先生がTweetされておりました、4コマまんがを引用しておきます。

ではではまた、アデュー!