ドーナツサコッシュについたチェーン汚れを落としてみる

 ドーナツサコッシュですが、お陰様で発売よりもうすぐ1年を迎えようとしておりますが変わらずご好評いただいております。「質感がよい」「キャラクター感のバランスが良く普段使いにもGOOD」などのお声を多くいいただいており、嬉しい限りです。

 

これもひとえに素敵にデザインを起こしていただいたアザミユウコ先生の手腕によるものなのですが、こちらのアザミ先生、最近は各所で本を出されたり、連載を持たれていたり八面六臂のご活躍ぶりです。「酩酊ガール(デンシバーズ)」「みかはな週末とりっぷ(ComicWalker)」といったネット書籍媒体でも作品をお読みいただけますので気になる方は是非ともー。

 

さて、本題。このドーナツサコッシュなのですが、「これが欲しいと」と自ら作ったものですがら、それはもう大事に使っていたのですが、シルバーウィークの自転車旅の帰り道、あの「牛肉」の本場「松坂」で輪行支度の折にうっかりとチェーンラインにサコッシュを触れさせてしまい、汚れがついてしまいました。

 

そう、自転車好きな方ならば誰もが一度は悩みに入る沼。「衣類についたチェーン汚れをどうするか」。可愛いドーナツサコッシュを救うべく、いろいろと先人の知恵も多くでているこのテーマに取り組んでみることにしました。

改めてサコッシュの汚れを確認すると、結構な範囲にチェーン汚れをつけてしまっています。さて、これをいかにして落とすべきか。作戦は立案済みで各種アイテムも入手済み。今回取り組んだ方法について順を追ってご案内していきますね!


まずはお湯に付けて少しでも油を浮かせてみるとします。手についた油汚れもお湯洗いするとよく落ちますので、これはやっておいて損は無いはず。「浮いてこいー 油、浮いてこいー」と念を込めつつしばし漬け置きます。


今回の油汚れに挑むアイテムはこちら。まずはお手軽油汚れ落としの定番品「KURE シトラスクリーン」。手の汚れがすごくよく落ちるので布地についたのもイケるんじゃないかと思い用意してみました。


これだけでは力不足な場合に備えて、油汚れがよく落ちる成分が配合された石鹸と、小さな洗濯板のセットを購入してみました。写真下部の青い方の棒石鹸が今回最も有力視されているギアーとなります。頼むよー、ちゃんと機能してくれよー。


先方のシトラスクリーンですが、薄めの汚れ箇所は落ちるのですがしっかりと油汚れがついた場所には物足りないようで、さっそく謎石鹸の出番です。指先でこすってもなかなか落ちないので洗濯板を使います。おおお、なんだかみるみる落ちていく。これが……科学のチカラか……

 

奮闘するほど30分ほど。スッキリきれいになったようです。この手の石鹸はしっかりと機能することがわかりました。一点使ってみて気がついたのですが、印刷部分の油性インクも落ちてしまっているようです。そのへんの汚れを落とそうとゴシゴシしていたら、明らかにドーナツのプリント部分の黒いインクも流れているようでして、途中からそこは擦らないように注意して作業するようにしてみました。


淀みない洗浄力を発揮した謎石鹸ですが、成分として「けい酸塩」が含まれているものが良いようです。こちらは油成分の分解によく効くようで、期待以上に落ちてしまう時もあるので今回のような油性インクのプリントものに使う際には十分な注意が必要と思われます。また、手荒れも起こしやすいと思うので、使用後はしっかりと手先のケアもしていきましょうー。


仕上げに一度、ネット入れして洗濯機でソフト洗いをした後に乾かして、どうなっていることか…… 期待以上にスッキリきれいに落ちていますね! 元の状態を考えるとここまで綺麗になっているのであれば大満足です。


さて、気になるのはプリント部分の色落ちですが、上段中央部のドーナツの左上や、その上のロゴ部分右下などがやや掠れたようになっています。ここは要注意ポイントですね! 個人的にはこのように使用感のある色落ちはきらいではないので、全然問題ないと思いました。


折角なので色落ち部をアップで見ていきましょうー ロゴ右下部分、うすーくなってますね! 次にこの手の作業をする際には注意したいと思いました。


以上、チェーン汚れをつけてしまったドーナツサコッシュを綺麗に洗ってみようーといった話題でお届けしました!! 


P.S.

10月4日に開催される「自転車&飲食系オンリーイベント やっちゃばフェス」に参加します。既存のアイテムはもとより、もしかしたらNEWアイテムをお披露目できるかも!?